お金の統計

株式会社EduLab

従業員の状況

年収偏差値

69.8

平均年収

779万円

平均年齢

43.8

平均勤続年数

3.9

従業員数

387

事業の状況

3【事業の内容】 当社グループは、持株会社である当社及び当社の連結子会社12社並びに非連結子会社1社(2023年9月末時点)で構成されており、教育分野における能力測定技術の研究開発及びその成果であるテスト法の実践を通じて、公的試験実施団体、文部科学省、各地方公共団体等の公的機関、一般企業、教育関連企業、学校法人などを顧客とし、英語その他の能力検査の試験開発、実施、分析、教育サービスの提供等を行っています


当社グループは、教育分野における測定技術の研究開発を行い、質の高いテスト及びラーニングの機会を提供することで、効果的な教育機会を実現し、個人個人の能力の発展に寄与するというミッションを掲げ、テスト等ライセンス事業、教育プラットフォーム事業、テストセンター事業、AI事業テスト運営・受託事業の5つの事業を展開しています。なお、教育プラットフォーム事業については、一部残存するサービスを除き、2024年9月期中に撤退を予定しております


①テスト等ライセンス事業 科学的根拠に裏付けられたテスト・学習理論を応用し、試験・学習サービスを提供しております。主なサービスは、大学等の教育機関、民間企業、個人向けの英語能力判定テスト「CASEC」、小学校低学年の児童や幼児向けの英語テスト「英検 Jr.」等があります。また、大学受験向け英語4技能テスト「TEAP CBT」を提供しておりますが、当該サービスは2024年9月期中にサービスの終了を予定しております


②教育プラットフォーム事業 主に「英ナビ!」や「スタギア」プラットフォームで、各種検定・試験などのオンライン学習サービスを提供しております。当事業は2024年3月末をもって廃止を予定しておりますが、一部サービスについては継続を含め検討してまいります


③テストセンター事業 公平・公正な環境下でCBT(※)の実施を可能とするテストセンターを全国28都道府県41カ所(2023年9月末時点)に設置し、各種資格・検定試験のCBT受験に、テストセンターを提供しております。また、「CASEC」や「TEAP CBT」の開発運用などで培ってきた、IRT(Item Response Theory、項目応答理論)やCAT(Computerized adaptive test、コンピューター適応型)等とAIを用いた技術及び長年の実績を活用することで、会場の提供のみにとどまらず、作問から試験実施、採点までをトータルにサポートし、テスト市場全体のCBT化を推進します。(※)CBT(Computer Based Testing):コンピューターを使用した試験やテストの実施 ④AI事業 自社で研究開発したAI技術を用いたサービス・製品の提供を行っております。主に、手書き文字の読み取りが可能なAI-OCR商品の「DEEP READ」と汎用レコメンドエンジンの「CAERA」に加え、2023年9月期より、ChatGPTを活用したAI自動採点ソリューション「DEEP GRADE」の提供を開始いたしました。こうした商品を適宜組み合わせて使用することで、人が行っていた煩雑な作業をAIによって自動化するトータルソリューションを提供し、教育分野にとどまらず、他の産業分野・市場に転用し、業務効率化や生産性向上に貢献してまいります。また、測定技術と組み合わせた独自のAIサービスの展開にも取り組んでまいります。なお、オンライン試験監督システム「CheckPointZ」も提供しておりますが、当該サービスは2024年9月期中にサービスの終了を予定しております


⑤テスト運営・受託事業 テストの問題作成・システム構築・管理・運営・採点等に関するサービスを提供しております。問題作成から印刷、配送、採点、集計、分析、システム構築まで、テストの実施・運営に必要な機能を提供しており、主な顧客は、学力調査事業を実施する国・地方公共団体等の公的機関や大学等の教育機関となります。また、アセスメントのコンテンツ開発・分析・運用の受託や、教育機関・民間企業を対象に、テスト分析やコンサルティングサービスも実施しています


なお、上記の5つの事業の区分は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります


当社グループのセグメント別の詳細は、以下のとおりであります。セグメント区分区分事業内容テスト等ライセンス事業CASEC(Computerized Assessment System for English Communication) CASECは、IRT(Item Response Theory、項目応答理論)とCAT(Computerized adaptive test、コンピューター適応型)の技術を用いたテストです。IRTとは、従来型の画一的な試験とは異なり、試験項目の難易度に左右されることなく、テスト受験者の能力を正確に測定するための理論です。さらにCATを併せて用いることで、テスト受験者の試験項目に対する回答を自動的に分析し、出題を変化させることにより、受験者の能力を短時間で正確に測定することが可能となります。TEAP CBT(Test of English for Academic Purposes) TEAP CBTは、主に高校3年生を対象とした、英語力に関する4技能(読む・書く・聞く・話す)を測定するテストであり、大学入試を実施する大学等の教育機関に採用されています


なお、TEAP CBTは、2024年9月期中にサービスの提供を終了する予定です。英検Jr. 英検Jr.は、幼児から小学生までを対象とする英語の教育・テストのプログラムです。英検Jr.は、児童の英語能力の調査・研究を目的に、英語に親しみ、外国の文化を理解することを目標として1994年から提供を開始しています。テストをはじめ、英語リスニング教材などを搭載し、子どもが楽しく「学習&力試し」ができる英語学習システムで、学校や塾を中心に幅広く利用されています。その他「英検4-5級スピーキングシステム提供サービス」 英検4級、5級受検者の話す力を測定するためのスピーキングテストのモジュールを提供しています。教育プラットフォーム事業 英語学習者向けのオンライン・サービス「英ナビ!」や、各種検定・試験などのオンライン学習サービスを提供するプラットフォーム「スタギア」を運営しております。当事業は2024年3月末をもって廃止予定ですが、一部サービスについては継続を含め検討してまいります。テストセンター事業 公平・公正な環境下でCBTテストの実施を可能とするテストセンターを全国28都道府県41カ所(2023年9月末時点)に設置し、各種資格・検定試験のCBT受験に、テストセンターを提供しております。会場の提供のみにとどまらず、IRTとAIを用いた技術と長年の実績を活用することで、作問から試験実施、採点までをトータルにサポートし、理想的なCBT化を実現します。AI事業DEEP READ AIを活用し、各種の膨大な手書きデータを当社が独自に分析して開発した文字認識技術です。大規模学力調査や金融機関への導入をはじめとし、多様な業界に提供範囲を拡大しています。CheckPointZ 試験を公正に実施するためのAIを活用した新たなオンライン試験監督システムです。本人確認に加えて、試験実施中の受験者の様子やPCの操作ログなどを記録し、AIを活用して不正行為を監視します。なお、2024年9月期中にサービスの提供を終了する予定です。DEEP GRADEChatGPTを活用したAI自動採点サービスです。AIが問題文の意味や出題の意図と実際に書かれた解答の内容を解析し、採点結果を即座に返却するため、採点にかかる工数を大幅に削減することが可能となり、教育業界のDXを推進します。また、採点結果に加えてフィードバックや学習アドバイスを同時に表示することにより、採点だけではなく学習の効率も飛躍的に向上させることが可能となります。テスト運営・受託事業 テスト運営・受託事業は、学力テスト等の問題作成・システム構築・管理・運営・採点等に関する受託事業です。テスト問題の作成、印刷、配送、採点、集計、分析、システム構築等、テストの実施・運営に必要な機能を提供しています。発注主体は、主に学力調査事業を実施する国、地方公共団体等の公的機関や大学教育機関等です


事業の系統図は概ね次のとおりであります。[事業系統図] 上記のうち海外子会社に関する主な事項は以下のとおりであります


[海外子会社一覧](2023年9月30日現在)子会社名称所在地主要な事業の内容(集団を形成する子会社に関する情報)Edutech Lab, Inc.アメリカ合衆国ワシントン州ベルビュー●テスト等ライセンス事業、教育プラットフォーム事業におけるコンテンツ、ソフトウエア提供(TEAP CBTのテスト問題、英ナビ・スタディギアの一部ソフトウエア)●テスト等ライセンス事業における役務提供(CASECの問題開発や採点業務、TEAP CBTの採点業務)●成長企業、EdTech系ファンドへの投資●在米子会社への出資、経営指導(EduLab Capital Management Company, LLC)所在地 :アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン事業内容:EdTech系投資ファンドの管理、事務(EduLab Capital Partners I, LP)所在地 :アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン事業内容:EdTech系投資ファンド(EduLab Edtech Partners LP)所在地 :アメリカ合衆国ワシントン州ベルビュー事業内容:教育系ベンチャーファンドに対する投資(DoubleYard Inc.)所在地 :アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン事業内容:AI技術、ソフトウエア及びソリューションの開発、提供(DoubleYard Europe Inc.)所在地 :アイルランド共和国ダブリン県ダブリン市事業内容:AI技術開発、製品管理Edutech Lab AP Limited中華人民共和国香港●在中国子会社へのソフトウエア、コンテンツ提供●在中国子会社への出資、経営指導(傑愛夢科技(北京)有限公司)所在地 :中華人民共和国北京事業内容:中国国内の業界、市場動向調査(教測網絡科技(上海)有限公司)所在地 :中華人民共和国上海事業内容:在中国子会社への経営指導/在中国子会社へのソフトウエア、コンテンツ提供Edutech Lab AP Private Limitedシンガポール共和国●テスト等ライセンス事業、教育プラットフォーム事業におけるソフトウエア提供(英ナビ・スタディギア、英検Jr.、TEAP CBT、CASEC、テストシステム提供のソフトウエア)●テスト等ライセンス事業、教育プラットフォーム事業における役務提供(英ナビ・スタディギア、英検Jr.、TEAP CBT、CASEC、テストシステム提供のソフトウエア開発、運用) ●テスト運営・受託事業におけるソフトウエア提供(学力調査の採点、集計システム開発、運用)●在アジア子会社への出資、経営指導(JIEM INDIA PRIVATE LIMITED)所在地 :インド共和国マハラシュトラ州プネ事業内容:テスト等ライセンス事業、教育PF事業における役務提供(英ナビ・スタディギア、英検Jr.、CASECのソフトウエア開発、運用)、インド国内向けテスト商品の開発、提供 [当社グループの構造](2023年9月30日現在) (注)当社グループの構造図は、非連結子会社を含むすべての子会社を掲載しております。

出典 :  EDINETより抜粋して作成

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